不朽の名作『フォレストガンプ』
初めまして、たろうです。
映画が大好きでよく見るのですが、ひょんなことからブログを開設して感想や個人的な思い入れなんかも記録していくことにしました。
みなさんの映画選びの参考になれば一番なのですが、なんせブログ経験がないのでつたない文章となるかと思います...
初めはお試し気分で気楽に書いていきます(笑)
そして、早速なのですが記念すべき1作目に紹介したいのが
言わずと知れた名作『フォレストガンプ』です。
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:エリック・ロス
出演:トム・ハンクス、サリーフィールド、ロビンライト
あらすじ
物語は、公園前のベンチでバスを待つ主人公フォレスト・ガンプが同じくバスを待つ人々に過去を振り返りながら話す形で進行します。生まれつき背骨が歪んでいてIQも低かったフォレストは小学校でいじめの標的に。そんな中、フォレストは彼のたった一人の友達であり最大の理解者でもあったジェニファー・カランに思いを寄せるも、伝えることはできずに大学卒業後にはベトナム戦争に出兵されてしまいます。戦争から無事に帰国しジェニファーと再会するもまたすれ違いの連続。フォレストの思いを知っていながら、それを正面から受け止めることができないジェニー。どこまでもまっすぐなフォレストの思いは結ばれるのか。ラブストーリーとはちょっと違った切なくも希望に満ちたストーリーです。
感想(ネタばれあり)
まず初めに、早速つたないあらすじで申し訳ないです。。これじゃこの映画の良さなんて全く伝わらない!!
僕が思うこの映画の魅力は大きく分けて以下の3点ではないかと考えています。
- フォレストのまっすぐな性格とそのサクセスストーリー
- 時代背景を取り入れた構成
- 音楽の美しさ
まず、一つ目ですが、あらすじでも何度も書いたようにこの主人公フォレストガンプの思いがどこまでもまっすぐなんです。それゆえに学生時代はいじめにあうものの、大学卒業後はやることなすことすべて成功していきます。戦争からは(ほぼ)無傷で帰還、卓球をはじめれば全米選手に選ばれ、エビ漁をはじめれば億万長者に。しかし、フォレストの目的はお金でも名誉でもなく友人やジェニーとの約束を果たすただそれだけなのです。それゆえにどれだけ一般的な成功をおさめても彼の心は満たされることはありませんでした。その空虚感を埋めることが後半でフォレストが走り出した理由なのではないかと僕は思います。同級生からのいじめにあった時ジェニーに走るように言われて走って逃げたフォレスト、ベトナムへの出兵前にもジェニーに何かあったら勇敢になろうとせずに走って逃げるよう言われ実際その約束を守ったフォレスト、そしてそのジェニーから靴をもらった時、彼は走ることで何か答えが見つかるような気がしていたのではないかと思います。
次に、2つ目の時代背景についてですが、この映画では実際に存在した人物や出来事が多数存在しています。そしてその背景には実はフォレストが関わっていたという設定となっています。
例えば、フォレストの母がきりもりする民宿に、ある日ギターを持った青年が泊まりに来ます。この時、ゆがんだ背骨の影響で両足にギプスをつけていたフォレストに対しその青年はギターに合わせて踊るようにリクエストします。この青年こそが若き日のエルビスプレスリーであり、ギプス足のフォレストのぎこちないダンスが彼の代名詞とも取れるダンスの原点だった、といった内容になっています。
他にも、大学でのアメフトの成果やベトナム戦争での名誉勲章受章、卓球で全米選手に選ばれた際にはその時代の実際の大統領と会っていたり、テレビの対談でジョンレノンと会った際にジョンはフォレストの中国での話を聞いて名曲「IMAGINE」の歌詞ともとれる発言をしています。
このほかにも、アメリカきっての政治スキャンダルであるウォーターゲート事件の発見者がフォレストであったりと、挙げるときりがないくらい実際のできごとが取り込まれています。
このように時代背景を現実的にすることでフォレストがその中を生き抜く様が際立って表現されているような気がします。
そして何より、こうゆう演出ワクワクしますよね。個人的には映画Back To The Futureでマーティーが演奏した johnny b goodeがチャックベリーのいとこから本人に伝わるシーンを思い出しました。(同じ監督だし)
Back To The Futureについてはまた今度じっくり書くとして、とにかくアメリカの時代背景に詳しくても詳しくなくても必ず1つ2つは知っているイベントがでてきて本当に興奮させられます。
そして、最後に音楽の美しさです。
よく、映画を見終わって作中の歌を思い出せないほどその歌が映画に合っていた(映画に違和感を与えなかった)という意見を聞きますが、僕はそれに疑問を感じています。僕自身がミュージカル映画が大好きなこともあって映画と音楽は切っても切れない関係にあると考えています。あの曲を聴いたらあの映画を思い出いしたり、またその反対もあったりするのが映画の美しい部分であり、これによって街中でも音楽一つでまるで自分が映画の中に引き込まれたような錯覚におちいることができるのだと思っています。
話がそれましたが、フォレストガンプの作中で流れる曲はどれも本当に素敵なものばかりです。中でもやっぱり、初めと最後に流れるあの歌は感情的で切なくありながら、どこか前向きにも感じるそんな歌です。
まだまだ、この映画の魅力はたくさんありますがそれは、もう少しブログに慣れてからまた取り上げようと思います(笑)
たくさんの一期一会にあふれた心温まるストーリーです。ぜひ見てみてください。
書いた後に気づいたのですが、映画の感想が映画をみたこのある人にしか伝わらない内容になっていますね..