イーストウッド監督による話題の最新作『リチャード・ジュエル』
こんばんは!
今回はタイトルにある通り1月17日公開の
『リチャード・ジュエル』
を見てきたのでその感想を書いていきます!
実は、この映画は来週公開のミュージカル映画『キャッツ』とまとめて投稿しようかと思っていたのですが、あまりの面白さに「もったいない!」と感じたためこのブログを書いています..。
今年度(2019年4月~現在)に映画館で見た作品の中では一番引き込まれましたし、一番面白かったと思います!!!!今年度見た映画についてはまた、別の記事でまとめます(笑)
まず、なによりも監督がクリント・イーストウッドということで前から気になってはいたのですが、その想像をはるかに超えてくる作品となっていました!!
僕自身、イーストウッド監督の作品では『ミステリック・リバー』や、『グラン・トリノ』がお気に入りなのですが、作品を通して描かれる人物像がとてもリアルで引き込まれてしまうのが特徴な気がします。
戦争ものからミステリーと、ジャンルを問わず名作を作り続けるこの監督が今回手掛けたのがこの実話をもとにした作品なんです。
なんと、この映画、初めの段階ではレオナルド・ディカプリオが弁護士役での出演を望んでいたんだそうです。
しかし、大人の事情かディカプリオは制作という形で映画に携わっています。
もし、ディカプリオだとちょっと臭すぎたかな?なんて感じています(笑)
予告動画
映画『リチャード・ジュエル』30秒予告 2020年1月17日(金)公開
あらすじ
96年、五輪開催中のアトランタで、警備員のリチャード・ジュエルが、公園で不審なバッグを発見する。その中身は、無数の釘が仕込まれたパイプ爆弾だった。多くの人々の命を救い一時は英雄視されるジュエルだったが、その裏でFBIはジュエルを第一容疑者として捜査を開始。それを現地の新聞社とテレビ局が実名報道したことで、ジュエルを取り巻く状況は一転。FBIは徹底的な捜査を行い、メディアによる連日の加熱報道で、ジュエルの人格は全国民の前で貶められていく。そんな状況に異を唱えるべく、ジュエルと旧知の弁護士ブライアントが立ち上がる。ジュエルの母ボビも息子の無実を訴え続けるが……。主人公リチャード・ジュエルを「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のポール・ウォルター・ハウザー、母ボビを「ミザリー」のキャシー・ベイツ、弁護士ブライアントを「スリー・ビルボード」のサム・ロックウェルがそれぞれ演じる。
監督・出演
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ビリー・レイ
出演:ポール・ウォルター・ハウザー、サム・ロックウェル、キャシー・ベイツ
感想
揺るがない信頼
この映画では、主人公であるリチャードとその弁護士ブライアントの間に築かれていく信頼がよく描かれていると感じました。
- どんな状況でもリチャードを信じサポートを続ける母親とブライアントの姿
- 警察官へのあこがれからか、自分が容疑者である現実を受け入れきれないリチャード
これらの間で生まれるリチャードの怒りや葛藤が何よりもリアルであることが僕のこの映画への第一印象でした。
また、本来英雄として感謝されるべき人が、犯人に仕立て上げられバッシングを浴び続けるというギャップがこのストーリーを切なくする理由だとも思います。
映画を通して伝えられるメッセージ
これはあくまで、僕の主観なのですが、この映画は風刺的な要素も含まれていたように感じます。
- 無罪の人間を自身のプライドのためにテロリスト容疑者にまでしたてあげようとするFBI
- 事実確認も疎かに利益や出世のために記事を公表する記者
- メディアの情報をうのみにし、無罪の人間に冷たい視線を向ける世間
これらすべては「当時、判断を誤った者たち」や「ネットの普及で自分で判断することをせず、なんとなく悪い方を決めがちな現代社会」への忠告のように感じました。
以上、今回は『リチャード・ジュエル』の映画レビューを行いました!
さて、来週は待ちに待った『キャッツ』の公開です!!
絶対公開日に映画館にいくんだ~~
では✋