Movies I C

日々、見た映画の感想をつらつらつらつら記録します。

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実際にあった天才詐欺師の人生を描いた映画『キャッチミーイフユーキャン』

こんばんは!今日も見た映画の感想書いてきます!

 

映画って、長い長いクレジットロールに流れるあれだけの人数の俳優やスタッフ、監督1年以上かけて何億円も使って2時間弱の作品を作るわけで、そう考えると1回見たくらいじゃその良さ数%もわかっていないような気がします

だからこそ、大好きな映画は何回も何回も見ることで知らなかった一面や意外なからくりに気づくことができ、その発見こそが僕が映画を見る原動力になっている気がしています。

 

また、映画を見ながらその人物と自分を重ねてみて自分ならどうかと考えている時間が一番素直に自分と向き合えている気がします。

 

 

はい、ということで(笑)

今日の映画は、大好きなスピルバーグ×トムハンクス作品にさらに大好きなディカプリオも出てくる、もう、これ以上ない組み合わせ。もう面白いに決まっている作品、

『キャッチミーイフユーキャン』です。

 

直訳するなら「捕まえられるもんなら捕まえてみろ」ですね。

レオナルド・ディカプリオ演じる天才詐欺師をトム・ハンクス演じるベテランFBI捜査官が追う実話に基づいたヒューマンドラマになっています。

 

以下に、あらすじをまとめます。

 

[あらすじ]

ニューヨークの高級住宅に住む1人の少年フランク・アバグネイルは実業家の父とフランス系の母を両親に持つ裕福な家庭に育ちます。そんな中、父に脱税の容疑がかかることで企業はあえなく倒産。母の不倫もあり、二人は離婚することに。離婚の報告を聞いたフランクはショックで家を飛びだし一人で生きていく決断をします。

しかし、職業も持たぬ十代のフランクは小切手偽装詐欺を始めるも、うまくいかず路頭に迷っていました。そんな彼が街で見かけたのはスチュワーデスを引き連れるパイロットの眩い姿です。そこで彼はパイロットになりすまし偽造の従業員小切手を大量生産し始めます。この犯行により大量のお金をだまし取ることに成功したフランクは次第に、ワシントンD.C.に本部を置くFBIの目に留まることに。その捜査を担当していたのがベテラン捜査官のカール・ハランティでした。

フランクは捜査の手がおよびそうになる度に、さまざまな職業になりすましやり過ごしていくもー。

 

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出典:YAHOO! JAPAN 映画 https://movies.yahoo.co.jp/movie/240127/

 

監督:スティーヴン・スピルバーグ

脚本:ジェフ・ナサンソン

出演:レオナルド・ディカプリオ、トムハンクス

 

 

[みどころ]

みどころは、なんといってもディカプリオ演じるフランク・アバグネイルが天才詐欺師になっていくその様子と、絶体絶命の状況でも予想の斜め上を行く切り返しで、捜査の目をかいくぐっていくあの快感です!!

 

一つ紹介します。

フランクが初めて「嘘」をついたのが転校先でのフランス語の授業でのことでした。新しい学校で一人制服姿で浮いていた彼はまわりからからかわれます。そこで、彼は学生ながらにフランス語の先生になりすまし、からかわれた相手に仕返しをします。

もう最高でしょ、あのシーンは本当にしびれましたね~。そして作中にはこれ以上の興奮シーンがたくさん出てきます。

 

詐欺がここまでスマートにかっこよく描かれた作品もなかなか珍しいと思うのでぜひぜひ見てない方は一度試してみてください。

 

また、この映画が「ただの普通に面白い映画」で終わらない理由はそのヒューマンドラマの部分にあります!

詐欺を行い続けるフランクですがその本当の目的はお金持ちになることなんかじゃないんです。両親の離婚からずっと埋められない彼の心の空白なんかも作中でたびたび描かれているのでそんなところに注目してみてもさらに映画を楽しめると思います!

 

 

次に僕の感想を少し書きたいと思います。

[感想(ネタばれあり)]

まず、上でも書いたあのフランス語授業のシーン。最高でした。

僕にはあの授業を境にフランクが自分の嘘や人をだます才能に気が付いたように感じました。

 

 

ここで、僕が思うフランクが詐欺を行う理由についてまとめてみたいと思います。 

フランクが詐欺を行う理由は作中で変化したのではないかと僕は思いました。

その初めの理由としては以下の2点が挙げられます。

  • あこがれの存在である父に認めてもらうための存在証明の手段
  • 離婚の根本的な原因であるお金を集めることで再び父と母にやり直してもらうため

Is this yours? It must've slipped right off your neck. 

(このネックレス)君のだろ?君の首から落ちたに違いない。

 

Catch Me If You Can (2002) より

フランクがよく使う父の真似であるこのセリフからも父へのあこがれを強く感じます。

 

しかし、父との再会で(偽の)パイロットとして認められたり、母が別の男と再婚していることを聞くことで、フランクは詐欺を行う目的を完全に失います。

これは、彼がクリスマス・イヴにカール捜査官に電話をして足を洗うと宣言していることからも分かります。

 

そんな彼が詐欺を続けた理由は彼にとって

  • 追われること=気にかけてもらえること

になっていったからだと思います。

これは作品の最後にFBIへの協力から逃亡しようとする際にカール捜査官がフランクにかけた以下の言葉からもうかがえます。

Look. Frank, nobody's chasing you 

(君を追ってるものはいないよ)

 

Catch Me If You Can (2002) より

 

このように、映画の軸として「両親の離婚により満たされない心を埋めようとしている少年」が描かれていることで、ただの刑事物にはない厚みのあるストーリーになったと僕は思います。

 

 

最後に、この映画にはモデルとなった本物の詐欺師がフランス人警官としてカメオ出演しているそうです。(ウィキペディア情報)気づかなかった..てか気づくわけがない(笑)

 

 

ということで、今回は大好きな映画を見なおして感想書いてみたわけなんですが、やっぱり好きな映画だとすらすらかけるし、書いていて楽しい気がします(笑)

こんなどこまでも自己満足な感想文をここまで読んでくださりありがとうございます..。

寝ます。

 

キャッチミーイフユーキャンをみれるサイト(情報は2019年11月16日現在のものです)

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