プロの料理人のキッチンで臨場感が描かれた『二つ星の料理人』
たろうでーす。映画レビュー書きまーす。
今日は初めて、初見の映画について感想を書いていきたいと思います。
せっかく感想文書くんで、普段ならあまり見ないんだろうなってジャンルに手を出してみました..。
今日みた映画は、『二ツ星の料理人』です
聞くところによると、今やっているドラマ『グランメゾン・東京』のストーリーがこれと酷似しているらしく、パクリ疑惑がてているとのこと。なので、ドラマを見ている人には軽いネタばれになってしまうかもしれません。
ちなみに、敬意をもって真似たら「オマージュ」で、ただの盗作が「パクリ」だそうです。写したレポートが見つかったらオマージュで通しましょう(笑)
僕自身、料理がテーマの映画は避けがちなのですが(歌やダンスと違って感情移入できない気がして..。)、今回は大好きなブラッドリー・クーパーが出ているので見ました(笑)
[あらすじ]
かつて、パリの二つ星レストランでシェフを勤めていたアダム・ジョーンズは、薬や酒におぼれ、ついにはレストランから失踪していました。そんな彼がロンドンに拠点を移し、三ツ星レストランを目指すことに。かつての同僚や知り合いを訪ねて再起を試みるも、パリでの借金や恨みが彼の成功の足かせとなっていきます。そんなある日、彼のレストランにミシュランの偵察員と思われる客があらわれるも...。
[みどころ]
なんといっても、主役のブラッドリー・クーパーです。
クスリや酒から立ち直ろうとする姿が本当によく似合っている...
かつてのプライドと葛藤しながら気難しい彼が厨房で見せる狂気の怒号に一気に引き込まれます。
また、ぜひ注目してほしいのが、その早口のセリフ回しやカット数の多さです。厨房内の空気が張りつめるシーンでは、1秒間に2,3回のカットがありそれにより緊張感がものすごく伝わってきます。
ストーリーも複雑ではなく展開も早いためゆるっと見れる映画だったと思います。
[感想]
まず、映画の始まり方ですがアダムがかつての同僚を回り自身のレストランにスカウトしていくシーンなんか『オーシャンズ11』みたいですごい好きでした。ただ、ミシェルとの仲直りは簡単すぎて問題起こすんだろうなぁって気はしてました(笑)
この映画は調理シーンが多い割に展開も早いため、全体的にアダムのパリでの様子の描写が少なかった気がします。なかでも、師匠の娘であるアンヌ・マリーとの関係も作中では多くは描かれておらず、無理に出さなくてもよかったのではないかと僕は感じてしましました。
また、出来上がった料理の説明が少なかったようにも感じます。
料理を作る工程のシーンは多かったものの、その料理一つ一つがどういったものなのかがいまいち伝わってきませんでした。かといってあまり専門的な話されても分かりませんが...。(笑)
そんな中、僕が好きだったのは、エレーヌの娘の誕生日にケーキを持っていくシーンです。
アダムは娘の誕生日に休みを求めるエレーヌを拒否します。前の職場の3倍(のちには6倍)の給料を出してまで来てほしかったエレーヌに対し、たった1日の私情による休みを認めないところに、アダムの中の「プロの料理人」としてのストイックさがうかがえます。
そんな彼がエレーヌの娘とケーキを食べるシーンは、アダムの人間味と優しさがそのギャップにより際立っていてなんだかものすごい綺麗な映像でした。
まとめると、一流料理人のキッチンでの臨場感はよく描かれているもののそのストーリーや人物背景がいまいちだった気がします。
ただ、出てくる料理はすごいおいしそうですし、ストーリーが乏しいだけに気軽に見れたところはよかったと思います。
ということで、今回も個人的な感想なんか書いてみたわけですが、やっぱり一回しか見ていない映画だとなかなか難しい気がします...。あっさいレビューですみません(笑)
のちのちは映画館でみた映画なんかの感想も書いていきたいのですがまだまだ時間はかかりそうです。。
当分は大好きな映画見返してレビューしていくことにします。
寝ます。